ザ・センチネル 陰謀の星条旗

ほんとは「ワールド・トレード・センター」を見たかったのですが、「この映画館イヤだ」という連れの一言でなしになりました。えー!
そんで近くの映画館に移動したら時間的にコレと「ブラック・ダリア」かどっちかという選択だったのですが、私は絶対大丈夫な自信があったのですが、夕飯前に見て連れが気持ち悪くなりそうだったのでまた夕飯がおじゃんになると切ないので(ユナイテッド93で酔って夕飯食べずに帰った経験があるため)こっちにすることに。
連れは「ブラック・ダリア」押しだったのですが、いやいや君が大丈夫じゃないと思うよ!と。
私も興味はあるんだけど、見たあとまで引きずることは少ないですが実際のスプラッタ場面とか苦手だし(小説で読む分には理性の押さえがあるので大丈夫ですが、映像で見ると「うわぁ・・・」ってなります)、だから「SOW」とか絶対怖いし。
野性の勘が働いて回避したんですが、今日検索かけてみてやっぱりそういう描写が多いって読んで回避して良かったと思いました。
さて、そんでブラック・ダリアはおいといてこっちの話。
ネタバレするので、ネタバレなしで見に行きたい人は読まない方が身のためです。
もう完全にノープラン。つーか何の話か分からない。連れが「ポリティカル・サスペンス」って言っても「・・・ポリティカルって?」と聞く有様(いやそれは英語力の問題よね)。政治的な、ってことらしいデスヨ?
話を要約すると、大統領の暗殺計画をシークレットサービスがなんとかして止めようとする話です。そんでもってシークレットサービスの中に内通者ありーのファーストレディーとやっちゃってる人ありーの、な話です。
内通者に関しては途中で「こいつ怪しい」と思い始めた人がいて、ついに「こいつ!こいつ怪しい!」と思わず声に出さないまでも指さししてしまったり(恥ずかしい)した人がちゃんと内通者だったので非常にすっきりさっぱりして映画館を出ることができました。達成感。
「よし!当たった!」って言いながら映画館出ました。達成感。
案外面白かったですよ。終わってから連れと「(内通者の)動機が弱い」とか「いやむしろバックの組織的にも今更なにいってんの」とか色々話しましたが、まあそれをおいといても普通に面白かったです。緊迫感あったし。
でもまあ期待して見に行くと「なんだこれ」感もあるかもしれません。
個人的な問題点としては最初に殺された人が誰か分かるまでに若干時間がかかりました(笑)。キャラ確立される前に死んじゃうんだもん。
あと、あの女子、あれはマイケル・ダグラスの教え子ってことでいいのかしら。最初にキーファー・サザーランドに「なんでオレの下につきたいと志望したんだ?」みたいに聞かれて「〜〜にそうした方がいいと言われました」って言った人名が多分「ピート・ギャリソン」だったんでしょうけど、ごめんまだ名前覚えてなかった!わかんなかった!
その後あの女子がマイケルと初対面じゃねーの?ってとこでなんかもう知ってる口振りだったから「え、なんで?」って思ってたら最後の最後に「アカデミーでまたあおう」みたいなこと言ってて、ああ!みたいな。
洋画ってあんまり見ないからこの辺が慣れてない。前はそんなことなかったんだけど、やっぱりコンスタントに見ないといかんね。
あとさ、マイケルを陥れるためにファースト・レディとの密会の現場を押さえてマイケルに送りつけたんでしょ?でも内通者さんがそれを手引きした描写もなかったし、むしろあの情報ばらまいた方が「不倫相手を葬ろうとする間男」って感じで説得力ある気がするんだけど、それじゃあ弱いのかなあ。まあそんなことを言ってもしょうがないのですが、わりとひろげた風呂敷は回収してくれたし、さっきも言ったけど緊迫感もあって、軽く楽しむにはいい映画でした。
見てる途中で腰痛の痛み止めが切れて、座ってるのが辛くなってもそもそしながら見てしまった。
痛み止めのストックを持ってなかったので、酒で痛みをごまかして帰途につきました。軽く脂汗出た。