フライ,ダディ,フライ

フライ,ダディ,フライ [DVD]
完全ネタバレ。注意!

鈴木一は至ってマジメなサラリーマン。仕事では部長昇進も囁かれ、家庭では優しい妻とかわいい娘に囲まれて順風満帆に見えた。しかしある日、会社にいる一に妻から娘の遥がケガをして病院に運ばれた、と電話が来る。急いで病院に駆けつけた一が目にしたのはぼこぼこに殴られた遥と全く反省の色のない加害者の石原だった。石原の父親は衆議院議員の有力者で学校側もぐるになってもみ消しを図っていた。苛立った一はつい妻や遥を責めてしまう。次の日、一は石原の学校に向かった。生徒に向けて「石原を出せ!」と包丁を突きつけるが、そこに現れた一人の高校生に簡単に伸されてしまう。目を覚ました一は高校生たち「ゾンビーズ」に学校を間違えたことを知らされ、さらに石原を倒す計画を打診される。仕事を休んで一を倒した在日朝鮮人の高校生・スンシンに特訓を受けるか、警察に届けるか、泣き寝入りするか。一晩考えろと言われた一は自宅に戻る。妻と遥について話をするうち決心を固めた一は翌日会社に休暇願を出し、スンシンたちの元へ。翌日からスンシンの地獄の特訓が始まった。毎日のジョギング、つま先立ちでの階段昇り、ロープを伝っての木登り。帰りには自主的にスーツでバスとの競争。どうせすぐにリタイアすると決め込んで賭けに興じていたゾンビーズの面々は、必死に特訓を受ける一を見て本気モードへ切り替える。自宅を訪問し、一の妻に身体作りのための献立表を渡し、精神的後遺症から外へ出られなくなってしまった遥の病院に行き、一の真意を伝える。ある日、特訓中にスンシンのはいている靴がボロボロであることに気がついた一は、新しい靴を買いゾンビーズの秘密基地へ。しかしそこで一は自分が賭けの対象にされていることを知ってしまう。怒る一はスンシンとやり合うが、スンシンの言葉に納得し特訓を続ける。めきめきと体力をつけ、戦い方を覚えていく一。決戦の日も迫ったある日、一はやっと木に登ることができた。幼い頃に刺され、遥と同じように外に出られなくなってしまったスンシンが、二度と刺されないために強くなることを決めたという話を聞いた一はスンシンと心を通わせる。決戦前日、ゾンビーズに感謝した一は、彼らを遊園地に招待する。その帰り、スンシンは一たちの前でモンゴル相撲で勝者しか踊ることが許されないという「鷹の舞」を舞う。ついに最後のバスとの対決。ずっと一の頑張りを見守ってきた乗客たちも身を乗り出して見ている。信号で止まったバスを追い抜く一。しかし、信号は青に!乗客たちからも思わず歓声が!しかし少しの差で一は勝った!バスの乗客たちも拍手と涙で健闘をたたえる。その夜、妻は一を抱きしめ「明日、遥と待ってますから」と告げる。必ず迎えに行く、と約束する一。そして翌日、ついに石原との対決の日がやってきた。石原の高校の始業式を乗っ取り対決の場を整えたゾンビーズたち。ついに対決が始まる。最初は気迫負けしパンチを受けてしまう一だったが、スンシンの視線に後押しされるように気力を取り戻し、石原を倒す。そして一は遥の元へと走り出した。

ちょうど1年前にあの道を通った夜、ではなくちょうど1年前の8月に映画館で見たんですが、DVDを見ました。
前回の感想を読み直してみたら自分すごいな、と。よく1回見ただけでこんなに覚えてるな、と。
こちらです→http://d.hatena.ne.jp/happy-together/20050803/1123037615
この感想に加筆訂正することはほとんどございません。
一言で言うと、鬼畜キャラ岡田、萌えです。かなり萌えます。
でもやっぱりオヤジ専になってくあたりは残念だなあ。ほんと鬼畜キャラがいい感じなので、仲良くなるのはいいにしても「オレを守って」発言はDVD2回目に見てもやっぱり「えー!」でした。
でも、遥には「病院から連れ出してくれるヒーロー」がいるけど、スンシンにはいなかったというのが根底にあるからであって、スンシンは一にヒーロー像と父親像と両方見てるんだろうな。あのときの自分を助けてくれ、というような。
あと特筆すべきことは

  • しかばね高校、校章が鹿に羽根。
  • 鬼畜の前職はアルジェリアの傭兵(嘘)。土佐犬素手で倒した(嘘)。
  • なんだよ見てないの、燃えよドラゴン、テンション下がんなあ。
  • スンシンの飼ってる犬の名前が「アチョー」(多分)
  • 階段昇りですべって足の裏がついてしまった真一。鬼畜が横向いてるのをいいことに必死な表情を作り直してごまかそうとするも「はい、1段目から」
  • 人のこと猿みたいに・・・
  • てへって顔して笑ってんじゃねーよ
  • 階段から転がり落ち、しかも真一で跳び箱をする坂本真
  • ぼ、僕の誕生日は6月6日です、念のため。
  • 特訓最終日、最後の1周を回り終わった真一からもらった石を家に帰って大事そうに見つめるオヤジ専。
  • なんだよ見てないの、灰とダイヤモンド。テンション下がんなあ。