MAKOTO

MAKOTO [DVD]

大学で監察医をしている白川真言は、この世に思いを残している死者が見えるという特殊な能力を持っている。死者の言い残したことを遺族に伝えるのが自分の使命であると真言は考えている。ある日、解剖を終えた真言の目に、少女の霊が飛び込んできた。真言の特殊能力を知っている刑事の四条は真言の鑑定を信頼し、虐待容疑の捜査に乗り出す。真言たちは母親に会いに行く。しかし、少女の死は虐待の結末ではなかった。娘の霊と会い、今までのことを詫びる母親。少女の霊は微笑んで成仏していった。同僚の桃子たちも真言の能力を知り、力になろうと試みる。真言の妻、絵梨はいつも家で真言を見つめている。彼女は同じ大学の事務員をしていたが、交通事故で半年前に他界していた。そのことを聞いた桃子は「奥さんも何か伝えたいことがあるんじゃないの?」と聞く。しかし、絵梨の事故には不審な点はなかった。ある女子大生が刺殺された事件では、親の知らない娘の顔が暴露された。真相が解明され親の前に現れた娘は、父親の厳しい責めを受けて悲しそうに成仏していった。死者の言葉を伝えることは、必ずしも遺族のためにはならない。絵梨の事故の再調査に乗り出した真言は、あるギャラリーで絵梨が男と来ていたこと聞き、妻に不信感を募らせる。その男とは、大学に出入りする橋本という男。絵梨が事故にあった日、何かを言いたそうにしていた絵梨を制して仕事に向かった自分を思い出す真言。橋本を訪ねた真言は妻が死ぬ4日前に橋本が転落死していることを知る。ある日、橋本の妹がやってきて真言に橋本の死の再鑑定を依頼する。橋本の死は自殺とされたが、彼女は橋本の死に妻が関わっている、と言う。真言は桃子と共に橋本が死んだマンションへ行く。「見える?」と訪ねる桃子に真言は首を振る。覚悟の自殺の場合、死者が残ることはない。しかし本当は真言には見えていた。何かを言いたそうに真言の前に立ちはだかる橋本の霊を。橋本の鑑定を自殺とした日、検視依頼が舞い込んできた。死者の状況は橋本とまったく一緒だった。これを他殺とすれば絵梨が橋本を殺したことを認めてしまう。真言は死者が見えているにもかかわらず四条に自殺と報告する。しかしそこに絵梨が現れる。絵梨に諭されるかのように死因を他殺とする真言。気がつくと絵梨はどこにもいなかった。後日、橋本の妹に会い絵梨が被疑者死亡で送検されたことを報告すると、彼女はテープレコーダーを置いて立ち去った。テープレコーダーから聞こえる絵梨の声に耳を澄ます真言。絵梨は事件の真相を話していた。絵梨が現れ、最後の時間を過ごす二人。そして絵梨は消えた。

近所のレンタルで190円レンタルやってたので何本か見繕ってきた中の1本。思ったより良かったです。とはいえワタクシおヒガシ様の演技は実はあまり得意ではないので、ぜんっぜん期待しないで見たからこその「思ったより良かった」という感想ですけれども。
家庭の事情で(笑)何度か邪魔が入り通してみられなかったのですが、それでも河合美智子さんのくだりは泣けました。子どもがいじらしーていじらしーて(涙)。
でも結局何がやりたかったんだ?ホラー?ミステリー?夫婦愛?SF?
織り込みすぎて焦点ぼやけたかな、という感は否めません。映画館で1800円出して見たら多分納得行かなかったけど、190円でレンタルならいいかなーという感想でした。
鉄矢怖い鉄矢。でもやっぱり最怖は白夜行の鉄矢。ちょっと思い出して戦慄した。あとてつやはてつやでもベッシー哲也の方はほんまにびびった。普通に「ぎゃっ」いうた。しばらく背後とか気になって仕方なかった。驚かさんといて!