リンダリンダリンダ

リンダリンダリンダ [DVD]

芝高ひいらぎ祭前日。最終日にバンドで演奏するはずが、ギターの萌が指をケガした。代役を入れるかやめるかで、キーボードの恵(けい)とボーカルの凛子は大げんか。ドラムの響子とベースの望は「いつものこと」と静観しているが、なんといっても本番は3日後。部長に「やるのかやらないのかはっきりしろ」と言われて恵は「やる」と叫んだ。萌の代わりに恵がギターをやることになり、3人は今までやってきたオリジナルをあきらめてコピーをすることにした。曲を探している3人が見つけたカセットには、ブルーハーツの「リンダリンダ」が入っていた。曲は決まった。でもボーカルがいない。途方に暮れる3人の元に凛子が来た。意地を張る恵は「凛子はやらなくていい」と言い放ち、近くを通った韓国人留学生のソンに声をかけた。「ねえ!バンドやらない?」何を思ったかソンは「はい!」メンバーが揃った。ソンはカラオケで自主練。恵の元には萌がギターを持ってきてくれた。響子は自主練中に憧れのクラスメイト大江から電話。望も家でベースをつまびく。文化祭1日目。メンバーは部室に集まるものの、響子がクラスのクレープ屋に追われてなかなか来ない。ついに練習時間を逃した3人は恵の元カレのスタジオを借りて練習。夜は学校に戻ってこっそり音を出さないように練習。文化祭2日目。教室で居眠りをするソン。メンバーが声をかけると、ソンの机の上にハングルで書かれた手紙が載っていた。「2時に備品室へ来てください」ハングルで愛を告白するマッキーだが、ソンは「嫌いじゃないけど好きでもない」と連れない。演奏はだいぶマシになってきたがまだまだ練習は必要。望の家で夕食を囲み、恋愛談義の4人。ソンは響子に「告白した方がいい」とアドバイス。夜はまた学校へ。先生が特別許可を出してくれたおかげで音を出して練習ができる。しかしメンバーがだれ始め、ソンは一人体育館へ向かう。友達って楽しい。3日目。恵の元カレのスタジオに向かうも、徹夜の練習が続き、眠さに練習に身が入らないメンバーたち。顔を洗いに出た恵がスタジオに戻ると、なんと母親が誕生日ケーキをもってお祝いに来てくれた。お祝いに今日の舞台は武道館、というのは夢オチで、なんと4人はスタジオで眠りこけていた!もう演奏開始の時間は過ぎている。しかも外は大雨。会場では現れない4人のために萌や友達の中島が間をつないでいてくれた。タクシーで乗り付けた4人だったが、残り時間はあと10分。4人の演奏が始まる。

なんか爽やかな青春映画ともひと味違う、まあテーマ的にはウォーターボーイズとかスイングガールズの流れなんだろうけど、あそこまで爽やかじゃないしドラマもないし割と坦々としてて、恵のすぐ切れて感情の起伏の激しいキャラもなんかいそうだし、響子の普通な感じとか、望のクールな感じとかほんとにいそうな女子高生。変に爽やかすぎないし、だいたい最初からケンカしてるし(笑)。
凛子役の三村恭代ちゃんはバトル・ロワイアルですごい監督からほめられてて、あーこの子これから出てくるんだろうな、と思ってたらそれほど出てこないですね。響子役の前田亜季ちゃんとはそういえばバトルつながりっすね。
香椎由宇ちゃんはほんとにキレイで、ほんとにこの子はただいるだけで絵になる。
あれ演奏はほんとに本人たちがやったのかなあ。けっこううまかったよ。高校生であんだけできたらたいしたもんだよ。うちのレベルが低かったのかもしれないけど、私のやってたバンドなんてもっとひどかった!ひどすぎたもんな!
いやーしかし、元なんちゃって軽音としては懐かしいやらなんやらでした。
眼福。
あと望役をやったのがBase Ball Bearの関根さんという本当のベーシストさんなんですが、なかなか味があって良かった。