JR西日本の尼崎の事故のことについて、ずっと考えています。ずっと情報も追いかけています。
祖父母の家が兵庫なので、本当にびっくりしました。
個人的には幸いにも福知山線を使うような範囲に親戚はいなかったので被害はありませんでしたが、マンションに突っ込んだ車両の状態を見るにつけ、本当に言葉を失います。
何よりも、電車があんなにおもちゃのように壊れてしまうのかと、本当にびっくりしました。
ありえない姿を見せられて、何がどうなったのか、まったくわからないまま不安が募りました。
第1報を知ったのは会社で見たお昼のニュースでした。時間を追うごとに、死者・重軽傷者ともにどんどんどんどん増えていき、怖いというよりも現実感がわかない、という感覚でした。
今現在確認できるだけで106名の方が亡くなられたということですが、ここまで犠牲者の人数がふくれあがったのは、電車の車体の強度のせいもあるのではないか、とも言われています。
脱線の理由は、人災なのか、事故なのか、運転士さんが亡くなってしまった今では解明も難しいと思いますが、どうか今後このようなことが起こらないためにも、企業防衛など考えず、本当の原因をしっかりと見極めて欲しいと思います。えてしてこういう場合、企業は情報をうやむやにしがちで、分かっていることでも報告しなかったり、そういうことがありがちですが、どうかそのようなことはせず、死者に誠実に対応して頂きたいと思います。
電車はたくさんの人を運びます。その分たくさんの命を預かっています。
早く、安く、ということだけではない、命を預かる道具としてのあり方を考えていただきたい。
安全管理、という言葉の意味を、もう一度噛み締めていただきたい。
不幸にもあの電車に乗り合わせ、貴重な、大切な人生を奪われてしまった多くの方々のご冥福を、心から祈ります。
ただ電車に乗っていただけなのに・・・そして自分ではどうしようもないのに・・・。