タイガー&ドラゴン

俺の話を聞け〜!
というわけで今期大本命タイガー&ドラゴンでございます。
実は最初の5分くらい見逃したんですが・・・。まあおいといて、お話のほうへ。
今回の落語のお題は「芝浜」。元の落語のお話は(落語は知らないので第1話の中での説明ですが)、ぐうたらで酒のみな魚屋の旦那(長瀬)が奥さん(西田敏行)にせっつかれてしぶしぶ魚の行商に出かけます。でも市にはもう誰もいません。仕方がないので海を見ながらぼーっとしていると眠くなって来る。そこで海で顔を洗っていると、なんと足に財布の紐が絡み付いてくる。その中にはなんと50両!帰って女房に自慢する魚屋は、いい気になって酒やら料理やらを頼みまくります。
というところで現代に場面が戻り、という話を虎児が竜二とチビTに話している場面へ。「相変わらず話つまんないっすね」ということで続きを竜二が話し始めることに。魚屋の旦那(岡田)が次の朝女房(伊東美咲)に起こされると(すかさず「おーっと俺の女房はお前かよ」By岡田)、飲み食い散らかした酒と料理の残骸が。「あんた、これの支払いどうしてくれんだい」と女房に言われ、財布を探しますがどこにもありません。「夢でも見たんじゃないのかい」と言われ、考え直した魚屋の旦那は働き者の旦那になりました。
さて3年後、良心の呵責に耐えかねた女房が「実はあれは夢じゃなかった」と旦那に告白します。怒られるかと思いきや、旦那は「お前のおかげで心が入れ替えられた。女房大明神様だ」と言い、丸く収まるという話。あれ?いんだっけ?
これがクドカンにかかると、財布を落としたのは銀次郎(塚本高史)。拾ったのはリサ(蒼井優)。リサは最初悪い彼氏にお金をたかられていたのでネコババしようとします。ところが竜二と酒を飲みながら話しているうちに、財布は警察に届けようとします。届けに行った交番はちょうど銀次郎が駆け込んでいた交番(なぜか原宿で落としたかもしれないのに浅草の交番に届け出ている)で、リサは銀次郎に一目ぼれ。
次の日、リサは意気揚々と竜二の店に来て、「いい男が見つかったから店をやめる」と言い出します。竜二は理沙の言う男の特徴を聞いて、その男は銀次郎だと悟ります。「お前本当にそんな男と会ったのか?」リサはメアドを教えていたのですがメールは来ない。酔っていたのでその後どうやって家まで帰ったのかも覚えていない。ということで「お前夢でも見たんだよ」と騙し、リサは男なんて忘れて仕事頑張る!と猛然と働き出します。
さて3年後・・・なわけなく、竜二はあっさり良心の呵責の耐えかねてばらしにかかります。ところがまたこの方法が粋でね。店の服をたくさん持ち出した竜二は、虎児によってメグミ(伊東美咲)と別れさせられたばかりの銀次郎のところに。「これを全部で10万で買ってくれ」と。しぶしぶ支払いをしようとする銀次郎を制して封筒を一枚取り出し、後からこれに入れて店まで持ってきてくれ、と。封筒を持って銀次郎が店に行くと、そこにはリサが。「これおたくの店長に持って来いって言われたんだけど」と銀次郎が差し出した封筒には「給料 2月分」の文字。
リサは銀次郎に告白(?)し、なんとこれがうまく行っちゃうんだな。実はリサが渡したメアドは酔っていたせいで判読不可能だったらしい。
そしてリサは店もやめず、「店長大明神です」という下げ。
いやー面白かった。
蒼井優ちゃんがかわいくてもう!酔った演技もにへら〜ってするところも、キレる演技もかわいかったです。
あと、最後に、「芝浜」を教えた代金として、「師匠」としてどん兵衛が「小虎」から10万をもらった・・・と思ったら、やおら「虎児」が債権者モードになって「谷中正吉」に取立てするっていう一瞬の移り変わりが面白かったです。
何よりも塚本君の出番が多くて・・・うふ。
んで、一番最後はばったり会う虎児と竜二。「落語成功してよかったっすね」とか色々話しているんだけど虎児は上の空。早くここから逃げたい様子。「そりゃそっすよね、思いっきりラブホの前だし」ってところで出てきたのがメグミ!
えー!!!!!!
そしてエンディング歌のところになぜか荒川良々が!えーーーーー!!!!!!!!