about love アバウト・ラブ/関於愛

about love アバウト・ラブ/関於愛 [DVD]

東京編、台北編、上海編。
それぞれ異なる男女が繰り広げる切ないラブストーリー。
東京編−漫画家になるべく日本に留学している台北からの留学生ヤオと恋人に去られた画家の美智子。ヤオは行き詰まっていた。せっかく日本に来たのに漫画がかけない。そんな時美智子の絵に感動したヤオは、彼女が恋人との別れにより絵が暗くなっていくことに気がつく。そこでヤオは美智子の似顔絵を描いて毎日アトリエのガラスにこっそりと貼付けていく。最初は交差点で見た泣き顔。美智子は似顔絵の主が気になって絵を描いてる最中もガラスを気にしている。しかし気づかれずにこっそりと貼られる似顔絵。ある日、美智子は似顔絵を貼ったついでにネコとじゃれているヤオを目撃する。何かに気づいて今まで貼られていた似顔絵を最初から見る美智子。そこには、泣き顔だった美智子がだんだん笑顔になっていく様子が描かれていた。アトリエの絵は完成し、美智子はアトリエを出た。その10分後、ヤオがアトリエを訪れる。二人は出会えるのか・・・。
台北編−アスーは一人部屋で板きれを切っている。電ノコや金槌の音に周りの住民から非難されるが意に介さない様子。せっかくできあがった本棚だが、大きすぎて持ち上がらない。アスーは一枚のコースターを取り出し、電話をかける。急いでやってきた男、鉄ちゃん。ワインを携え、下心ありありで訪ねてきたにもかかわらずアスーは「本棚起こすの手伝って」片言の中国語でアスーと会話する鉄ちゃん。しかしなかなか通じない。本棚を起こした後はペンキ塗り。ふざけてペンキを掛け合い、もみくちゃになった二人はいつしか床で身体を重ねる。しかし、突然拒否するアスー。鉄ちゃんは意味が分からない。二人は黒板で意志疎通。「あなたの身体を借りて別れた彼のことを想った」「オレもそういう経験あるよ」二人はバイクでアスーの前彼に会いに行くことに。自分でいけないアスーは鉄ちゃんに「アスーが来てる。会ってくれないか」と言いに行かせる。戻ってきた鉄ちゃん。しかし中国語が片言なので彼がなんて答えたのか、アスーに伝わらない。怒り出すアスー。帰ろう、と鉄ちゃん。帰りは雨だった。「ありがとう、鉄ちゃん」
上海編−修平は日本からの留学生。ユンと母親が営む雑貨店の2階に下宿している。夢を追いかけて仕事を辞め、彼女を日本に置いて上海に来た修平。ユンは修平と触れ合ううち、いつしか惹かれていく。修平が赤く塗った古い自転車。ユンも自分の自転車を赤く塗る。修平のことをもっと知りたい。修平は日本語が話せる中国人の店に通い詰めていた。いつしか仕事も手伝い始める修平。ユンは口実を作っては修平に会いに行く。修平は彼女に手紙を書く。「君に話した夢のために、僕は今頑張っています。でも、君に会えないのはとても淋しい」ある日、ユンが店番をしていると修平が日本語で電話をしながら住所を聞いてきた。その日以来、郵便を待ち続ける修平。ユンはちょっと複雑。そして郵便屋が修平に小包を持ってきた。いったんは小包を開けてしまおうと思ったユンだったが、思い直して修平の働く店に届ける。その中身を見て顔色を変える修平。意味が分からず、ユンは覚えたての英語で尋ねる。「あなたの彼女はどんな?」次の日、ユンが店を開けると目の前の道に破かれたポストカードが散らばっている。全部集めて繋げ、少しずつ意味を調べていく。修平は道ばたで壁を相手にボールを投げていた。通りかかるユン。教えてあげるよ、と修平はユンに投げ方を教える。ある日、ユンは修平の彼女と同じように髪にパーマをかけてくるが、修平は何も言わない。母に見つかって怒られても、修平は何も言わない。ユンはポストカードに書かれた彼女からの手紙を解読した。そして、修平が日本に帰る日がやってきた。タクシーに乗り去ろうとする修平に、ユンは一言告げる。「テ・キエロ。スペイン語でさようならって意味よ」「テ・キエロ!!」そういって修平は去っていった。1年後、修平は上海に戻ってきた。働いていた店で帰っていくスペイン人の客に「テ・キエロ」と告げる修平。しかし、スペイン人は冗談はやめろ、という。修平はその言葉の本当の意味を知る。

えーと、東京編と上海編は下手したらストーカーです!気をつけて!でも、すごく切なかった。ちなみに私は台北編と上海編が好きです。
台北編はとにかく加瀬亮が良かった。この人最近気になるなあ。
そんでもって、このままだと「鉄ちゃんかわいそう!」で終わりそうなところ、最後にどんでん返しというか「お前!」って思わせるようなのがあってひねりがきいてるなあ!と思いました。いやまじで「なんだとう!」って思ったもん。あと加瀬亮がアスーに迫っていくところとか妙にエロかったです。
上海編はまあコレ目当てで借りたようなもんですから(塚本高史のラブストーリーという縛りで)楽しみにしてました。アニ的にはイマイチでしたが、ユンちゃんが可愛かったなあ。最初は「ストーカー!うざ!」って見てたんだけど、すんごい切ないのね。最後の「テ・キエロ」はほんとに良かった。
全然関係ないけど、タイヨウのうたとかコレとかみて、あーアニって背が高いんだなーって思った。舞台挨拶とか見ると山田くんとか加瀬くんより全然高いのね。そんな高いという認識なかったからびっくりしました。